私を形成する『影』の部分。
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最終幕 2
元ダンナが私に宛てた『置手紙』には「俺はもっと取り返しの
つかない事をしているかも知れない」と書かれてあった。

その文面から私が察するに、元ダンナはまた『消費者金融』から
借入をしていたと思われる。一刻も早くこの男と離婚しなければ
籍が入っている限り、私宅は借金のカタに取られる可能性も有る。

晩になり元ダンナと『財産分与』の協議を行った。とは言え
私達には子供も無く、夫婦の財産などたかが知れている。

私は当然『居宅』を取り、元ダンナには転居費用や当面発生する
費用などに充てる『支度金』を用意する形でスムーズに和解した。

翌日になり会社から帰宅した元ダンナは、僅かな手荷物と布団
などを勤務先の同僚宅へ運ぶ段取りをし、我が家を出て行った。
その他の荷物は、住居が確定してから順次運ぶ予定だったようだ。

私は元ダンナが出た直後、元ダンナが使用していた物を一箇所
にまとめ、元ダンナが好んで使用していた場所を、まるで何かに
とり憑かれて『滅菌』するかのように一心不乱に磨き、洗浄した。

元ダンナの『匂い』のする物品など、二度と見たくも無かった。
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