私を形成する『影』の部分。
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発覚 2
小さく折りたたまれた用紙は、銀行のATMの明細書に
見えたが銀行名が見当たらず、私は記載されてあった
照会用フリーダイヤルに電話してみることにした。

音声案内に従い操作していくと、残高は数十万円らしい。

私は愕然とした。用紙は銀行のATMの明細書ではなく
『消費者金融』からの借り入れ時の明細書だった。

私達家族に次々と災難が訪れているというのに
その間、元ダンナは一体何をやっていたのだろう。

私は目の前が真っ白になり、暫く受話器を握りしめたまま
呆然としていた。元ダンナは会社の慰安旅行中で不在だ。

旅行先に電話を入れて、問い詰めることもできるが
そんな些細な問題では済まされない。私は元ダンナが
帰宅するまで、この件は黙って保留することにした。

やがて元ダンナが旅行先から帰宅し、一息ついたところで
私は例の『消費者金融』の明細書を差し出し問い詰めた。

どうやら私達二人が一緒になる前に、急に入用になり
誰にも相談できず、少し借りた金額が膨れたという。

それならなぜ、結婚する前に言ってくれなかったのかと
私は続けて、元ダンナに激しく詰め寄った。

元ダンナは私に言えなかった理由を話し始めた。

私は元ダンナの人間性を見抜けなかった『過ち』に気付く。
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