私を形成する『影』の部分。
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発覚 1
相変わらず父の昏睡状態は続いていたが、時折激しく
片腕が動くことが有った。何かの動作をしている
ようだったが、もちろん本人の意識は無い。

私が父の付き添いで疲労のピークを迎えていた頃
元ダンナの会社では、慰安旅行が予定されていた。

元ダンナは「旅行を止めようか」と告げて来た。

私に気遣ってくれる気持ちは有り難かったが
それで父の容態に変化が起こる訳でも無いので
私は元ダンナに、慰安旅行へ参加するよう促した。

慰安旅行当日、元ダンナを自宅から送り出した後
家の掃除などをしていると、リビングで見慣れない
コインケースを発見した。いつから有ったのかは不明だ。

小銭は入っていない様子だったが、中を開けて確認すると
銀行のATMの明細書が小さく折りたたんで入っていた。

私はそれを開いてみたが、どうやらメインバンクの明細書では
無いようだ。しかし、いくら探しても銀行名が見当たらない。

明細書には、残高照会用のフリーダイヤルが記載されていた。
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