私を形成する『影』の部分。
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容態
父が病院のベッドに両手足を紐で結わえられている
姿を見て私は不安でたまらなくなり、不覚にも
その場にしゃがみ込んで泣いてしまった。

一体、父はどうなってしまうのだろう。

父は軽い『不整脈』や『糖尿』などを抱えていたが
定期的に医者から薬を処方してもらうぐらいで
入院して治療するなどの大事には至っていなかった。

父は病院に担ぎ込まれてから、すぐにMRIを撮っていた。

主治医はレントゲン写真を見せながら、私達3人に父の
状況を説明してくれた。どうやら血管の中の『カス』らしき
ものが飛んで、父の脳の毛細血管を塞いでしまったらしい。

どの機能の部分の血管が塞がれたのか、説明を受けた記憶は
有るが、よく覚えていない。とにかく父は『脳梗塞』なのだ。

その日から私と母と弟の3人は、昏睡状態の父の意識が
戻るまで、三交替で様子を見守ることになった。しかし
妹や妹の嫁ぎ先の家族には一切知らせる事はしなかった。

我が子を亡くした傷心の妹には、何も言えない。
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