私を形成する『影』の部分。
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小さな命 3
私達は甥の亡骸と一緒に最寄の警察へ向かった。
その時に初めて知ったのだが、自宅で亡くなると
警察による現場検証が行われるらしい。

暫くすると妹の夫が仕事先から警察へ駆けつけた。
妹の夫は、我が子を死なせてしまった妹を
責めるでもなく、慰めるでもなく終始無言だった。

妹と妹の夫は警察から『虐待』について問われたようで
妹は泣きながらキレていた。傷口に粗塩のような質問だ。

私達は3人兄弟だが、みな両親の愛情をこよなく注がれ
分け隔てなく育てられた。それは3人共が実感している。

そんな妹が我が子を『虐待』するはずなどない。
私は妹がキレるのも当然の話だと思った。

その後、刑事だと思われる人物と私達は妹宅へ向かった。

妹宅のリビングに入ると、使用済みのティッシュペーパーが
散乱していて、中には血痕が付着したものも有った。

きっと妹が電話口の救急隊員の指示に従いながら
半狂乱になって、我が子を助けようとしたのだろう。

私は漠然と「赤ちゃんて助からないんだな」と思った。

いたたまれない気持ちのまま別室へ移動したが
そこでまた、衝撃的な光景を目にしてしまった。
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