その日妹は、甥にミルクを与え寝かしつけた後
姪と近所に住む女の子を外で遊ばせていたらしい。
だが、一瞬目を離した隙に姪達の姿が見えなくなった。
当時まだ姪達は3歳ぐらいだったので、妹は焦ったのだろう。
甥がよく眠っていたので、そのままにして姪達を探しに行った。
姪達が無事見つかり、ホッとして自宅へ連れ帰り
眠っていた甥の様子を見に行ったようだ。
甥は寝返りを打ち始めた頃だった。仰向けで寝かせていたが
いつの間にか自分でうつ伏せになり、ミルクを詰まらせたのだ。
呼吸が止まってから、どれほどの時間が経っていたかはわからない。
母はなぜ姪達を探しに行く時に、甥を一緒に連れて
行かなかったのかと激しく妹を責めた。しかし、それを
一番悔やんでいるのは、我が子を死なせてしまった妹だ。
私は、母が妹を責めるのを止めさせた。
妹が病院に持参したカバンの中を見てみると、使い捨ての
オムツが数枚入っていた。きっと妹は『とりあえず』の甥の物を
慌ててカバンの中に詰め込んで救急車に乗ったのだろう。
しかし甥は死んでしまった。用意されたその紙オムツが
甥の為に使われることは二度と無くなってしまったのだ。
その時の妹の気持ちを思うと、やりきれない。
姪と近所に住む女の子を外で遊ばせていたらしい。
だが、一瞬目を離した隙に姪達の姿が見えなくなった。
当時まだ姪達は3歳ぐらいだったので、妹は焦ったのだろう。
甥がよく眠っていたので、そのままにして姪達を探しに行った。
姪達が無事見つかり、ホッとして自宅へ連れ帰り
眠っていた甥の様子を見に行ったようだ。
甥は寝返りを打ち始めた頃だった。仰向けで寝かせていたが
いつの間にか自分でうつ伏せになり、ミルクを詰まらせたのだ。
呼吸が止まってから、どれほどの時間が経っていたかはわからない。
母はなぜ姪達を探しに行く時に、甥を一緒に連れて
行かなかったのかと激しく妹を責めた。しかし、それを
一番悔やんでいるのは、我が子を死なせてしまった妹だ。
私は、母が妹を責めるのを止めさせた。
妹が病院に持参したカバンの中を見てみると、使い捨ての
オムツが数枚入っていた。きっと妹は『とりあえず』の甥の物を
慌ててカバンの中に詰め込んで救急車に乗ったのだろう。
しかし甥は死んでしまった。用意されたその紙オムツが
甥の為に使われることは二度と無くなってしまったのだ。
その時の妹の気持ちを思うと、やりきれない。




