私を形成する『影』の部分。
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帰省
結婚して2度目の夏を迎えようとしていた。

私達夫婦は相変わらず淡々とした毎日を送っていたが
元ダンナの両親が住む南国へ帰省することになった。

私達は一緒になってから仕事の都合が合わず『新婚旅行』
というものに行っていなかったが、以前から元ダンナに
南国の話を聞いていて、一度行ったみたかったのだ。

帰省先は、まず飛行機で本島まで行き、そこから船に
乗って海を渡った小さな島に有った。さすがに『水牛』に
乗ってという訳ではなかったが、私は初めての経験だった。

諸島に到着すると、先に帰省していた義姉一家と合流した。

南国は都会と違い時間の流れが緩やかだった。海が近くに
有ったが、こちらでは見たことも無い鮮やかな『青』だ。

日中は元ダンナと親戚の家を一軒一軒訪ね、結婚した
報告をし、晩になると親戚やご近所が帰省先を訪ねてくれ
祝ってくれた。どこか懐かしい和やかな雰囲気だった。

途中で合流した義姉の娘二人も、私に懐いていたので
元ダンナと一緒に行動しなくとも、楽しく過ごすことができた。

私はそんな元ダンナの親族がとても好きだった。
みな性格が良く、私を大切に思っていてくれたからだ。

そして私達は現実逃避のような10日ほどの帰省期間
を終えて、また通常の淡々とした日々に戻った。

改めて思い起こしてみると、結婚してから楽しかった
『思い出』というのは、入籍して最初の数ヶ月と、この
元ダンナの両親が住む南国へ帰省したということだけだ。

それ以外に楽しかったことを、いくら思い出そうと
努力しても、記憶の中から全く探し出すことが出来ない。
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